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大久保嘉人の嫁の病気が心配!胞状奇胎・奇胎後hCG存続症ってなに?予後や生存率が気になる件

J1川崎FのFW大久保嘉人(33)さんが11日、
自身のインスタグラムを更新し、14年ぶりの
丸刈り姿を公開しました。

突然の丸坊主っぷりには理由があり、
なんでも妻の莉瑛さんが今夏に流産。
胞状奇胎だと判明。手術をするも
予後が良くなく、今後抗がん剤治療を
受けるということで、抗がん剤の
副作用で髪が抜けるかもしれない
莉瑛さんのショックや不安を少しでも
和らげたい一心で自身の髪をばっさり
切ったそうです。

予後が良くなく、抗がん剤治療が
必要ということで、莉瑛さんの病気が
気がかりなところです。

莉瑛さんが患っている胞状奇胎、
奇胎後hCG存続症はどんな病気なのか
調べてみました。



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胞状奇胎ってどんな病気?


胞状奇胎とは、昔は「ぶどうっ子」
「ブドウ子」などともよばれた疾患で、
妊娠した子宮内にぶどうの房のような
外観の“つぶつぶ”が多数存在する病気です。

日本においては約500妊娠に1回、
300分娩に1回の割合で発生すると
いわれています。

近年少子化に伴い、絶対数は減少傾向に
有りますが、一定の割合で発生する病気で、
40歳以上の高齢妊娠や20歳以下の若年妊娠で
発生率が高い傾向にあります。

胞状奇胎は妊娠成立時の精子と卵子の
受精の異常によっておこるのですが、

・受精後に卵子の核が不活性化または消失し、
 精子の核のみが分裂増殖していくことが
 原因で起こる「全胞状奇胎」

・正常な一つの卵子に二つの精子が侵入する
 ことが原因で起こる「部分胞状奇胎」

主にこの2種類に分けられます。

胞状奇胎の原因は、染色体異常と考えられて
いますが、はっきりした原因は明らかになって
おらず、親から子へ遺伝する病気ではないそうです。
また一度胞状奇胎を経験したかたが、もう一度
胞状奇胎になる確率は約2%と言われています。

妊娠についてですが、胞状奇胎になると、
残念ながら妊娠を継続することはできません。
ただ、部分胞状奇胎の場合、胎児が認められ、
「胎児の染色体が正常」かつ「胞状奇胎と
正常妊娠の双胎」であれば妊娠を継続させる
可能性はゼロではないとされています。
しかし、胞状奇胎が絨毛ガンへ移行する
可能性もあり、リスクをともなうため、
慎重な医師の判断や経過観察が必要とのことです。

治療方法としては胞状奇胎を摘出することが
第一で、手術が行われます。

流産手術と同じ要領で、胞状奇胎の部分だけを
除去する子宮内容除去手術(胞状奇胎除去術)を
施行。約1週間後に、もう一度子宮内容除去手術を
行い、胞状奇胎が完全に除去されているかを確認します。
胞状奇胎妊娠後は絨毛ガンが発生する可能性もあるので、
術後は長期の経過観察が必要になります。

また40歳以上は胞状奇胎を除去した後に
絨毛ガンを患うリスクが高いため、
もう妊娠を希望しない場合には胞状奇胎を
子宮ごと摘出する子宮全摘出手術を行う
方法もあります。

手術後は定期的に外来通院→血液中のhCG
というホルモンの値を計測します。
ここで術後の経過が順調であれば、hCGの値の
下降が良好で、正常値まで下がっていきます。
経過順調の場合は、特に次の妊娠や分娩に
与える影響はありません。

しかしhCGの下降が順調でない場合、
侵入奇胎という病気の可能性があります。
侵入奇胎とは、子宮の筋肉の中に胞状奇胎の
細胞の一部が侵入→腫瘍性病変を形成する
病気で、癌の前段階の状態とも言えます。

今回莉瑛さんが告げられた
奇胎後hCG存続症というのは、
胞状奇胎の手術後に発生する
侵入奇胎の一つです。

後半では、この奇胎後hCG存続症
について取り上げます。



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奇胎後hCG存続症と予後や生存率について


胞状奇胎妊娠のうち、10~20%は
侵入奇胎を発症し、1~2%は悪性の
絨毛癌へと移行すると言われています。

莉瑛さんが告げられた奇胎後hCG存続症
というのは、侵入奇胎の一種で、hCGの
ホルモン値が高値であるが病巣がはっきり
しない場合に診断される病名です。

胞状奇胎後に子宮には病巣が認められないが
肺にのみ病巣を認める場合は転移性奇胎と
呼ばれます。

で、この侵入奇胎というのは、癌の前段階の
状態なので、予後が非常に険しい病気ではなく、
絨毛癌に移行してしまう前に、侵入奇胎の
段階で確実な治療をうけることが最も大切です。

治療方法としては、抗がん剤が
非常によく効くので、抗がん剤による
化学療法が治療の中心となります。

生存率についてなのですが、
前癌状態というだけあって、
がんの早期発見よりもさらに
早い段階で治療を行えるため、
その完治率は極めて高いと
言われています。

実際、名古屋大学医学部産婦人科
での抗がん剤による化学療法の
治癒率は100%とのことです。

侵入奇胎のほとんどは、胞状奇胎後
6ヶ月以内に発生するので、
胞状奇胎妊娠の後に、定期的な外来通院と
血液検査(hCG測定)を欠かさなければ
必ず発見できる病気です。

したがって、検査を毎回受診し、
適切な治療を行えば予後も安泰と
いえます。

侵入奇胎や絨毛癌を患っているかたは
20~30代の若いかたが多いため、
治療後、妊娠を希望されるかたには
出来る限り化学療法のみで治療を行い、
その後妊娠・分娩ができるような
治療方針になっていますし、
治癒終了後は、6ヶ月から1年間避妊は
必要となりますが、その間に血液中の
hCG値の再上昇などの再発徴候がなければ
通常通りまた妊娠や出産ができるそうです。

治療後に妊娠した場合の流産率や
出産した児の奇形率なども、
一般の健康な妊婦さんと比べて特に
差はないので、安心して次回の
妊娠・出産に臨めるとのこと。

したがって、莉瑛さんは、抗がん剤治療を
受けますが、前癌状態での治療の為、
完治率は極めて高そうで、命に別状も
ないと思われます。

それではここまで読んでくださいまして
ありがとうございました!

失礼いたします<(_ _)>



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